【時論】韓中の首脳に望む(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.07.03 11:43
2013年6月、朴槿恵(パク・クネ)大統領が「心信之旅(心と信頼を積み重ねる旅)」を成功裏に終えて1年ぶりに中国の習近平国家主席が国賓として今日、韓国を返礼訪問する。1992年の修交以来22年間、両国の間で陰に陽にと着実に積み重なった感情と関係を勘案する時、習主席が北朝鮮よりも韓国を先に訪問することは必ずしもそれほど大げさに騒ぐことではないにしても、歴訪ではなく韓国の単独訪問という点については肯定的な評価を出せる。
今回も例外なく公式名称を再び変えて韓中関係を“格上げ”させなければならないという話が数多く出てきたが、朴大統領の訪中時に両国間で合意した“充実”の基調が今後、最低数年間は持続することを願う。1~2年で両国関係の充実が完成されることも難しくても、複雑多端になっていく両国関係を1つ2つの単語で「イベント化」しようとする未熟な発想は、もうおしまいにする時だ。言葉が先んじる外交は、「実事求是(事実に基づき真理を追求する)」を重視すべき韓国の持分ではなく、「多做少説(言葉は少なく行動で見せる)」を強調する中国のスタイルでもないためだ。