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「韓中関係、格上げを急ぐより充実が重要」(3)

ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2014.06.30 15:26
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--韓中「歴史同盟」はどうか。

李=中国は歴史問題に対し、自分たちと同じ立場を要求するだろう。慰安婦など人権関連問題は中国と一緒に行くことも可能だ。しかし両国間の安保協力を通じて日本を孤立させるというのは現実的に容易でない。安保と歴史、領土問題を細かく区分して協力しなければいけない。しかし協力範囲は予想以上に広いはずだ。韓中間の歴史問題については、比較的高いレベルの合意達成の可能性があるだろう。

 
呉=長期的に中国の核心関心事は対米国戦略だ。北東アジアの安定・平和・繁栄のために、結局は日本を協力相手に誘導していくことが重要だ。韓日中共同歴史書物の編纂などを提案するのも方法だ。それを実務陣で合意するだけでも、日本に対しては大きな圧力になるだろう。日本は誰がなんと言っても軍事強国だ。そのような相手を敵対的な関係にして北東アジアの平和を話すのは滑稽だ。

--今回の韓中首脳会談を契機に、朝中関係にも変化が予想されるが。

李=中国は北朝鮮問題を考慮するが、それに拘束されてはいけないという認識を持っている。北朝鮮の体制の安定を希望しながらも、一方で境界を離脱する危険と野心の危険を懸念している。これは中国としても管理が容易ではない。中国は『ハードルを下げて誠意を見せる』形で北朝鮮を引き出そうとするだろう。長期的に韓中、朝中、南北関係をすべて好循環構造にする努力が必要だ。

呉=最近、金正恩の側近である馬元春(マ・ウォン チュン)国防委員会設計局長の北京訪問は示唆する点がある。中国の招請か北朝鮮の必要かに関係なく、すでに北朝鮮は習主席の韓国訪問に大きな抵抗感はないということを表示したと見ることができる。北朝鮮は代わりに経済幹部の馬元春を通じて中国に経済協力を要求した可能性が高い。中国は北朝鮮の反感を和らげるという側面で、今回の訪問で言葉と行動を慎重にするとみられる。

--韓中関係の持続的発展のために、その他に必要なことは。

李=首脳や首相レベルの指導者級会談を定例化する必要がある。

呉=南中国海(南シナ海)での領土葛藤問題などについても、懸念を表示する必要がある。中国にあれこれということはできないが、原油輸送路の安定が必要だという形では話すべきだ。韓国での国家改造論のように中国でも改革が数多く議論されている。この分野でも協力の余地があるだろう。

(中央SUNDAY第381号)


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