日本の江戸時代の戦争小説、李舜臣将軍を英雄として描写
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.06.19 08:09
壬辰倭乱(文禄・慶長の役)の英雄・李舜臣(イ・スンシン、1545-98)は、日本も英雄として認めていた。戦争が終わって100年経過した18世紀初めからだ。
ソウル大奎章閣韓国学研究院のキム・シドク教授(39)が最近出した『絵になった壬辰倭乱』(学古斎)でこうした事実を明らかにした。17-19世紀に日本で流行した、壬辰倭乱を素材にした戦争の話の本に載せられた挿絵の中で、李舜臣は敵将にもかかわらず、不敗の将軍、謀略を克服した英雄神話の主人公などとして描かれているということだ。
戦争小説、すなわち軍談作家の馬場信意が1705年に出した『朝鮮太平記』は李舜臣を英雄として表現した。また、19世紀半ばに刊行された『朝鮮征伐記』には、戦闘中に腕に銃弾を受けながらも動じない姿の李舜臣将軍の挿絵がある。