「子だくさん」の逆説…扶養敬遠された親の平均子供数3.4人=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.06.17 14:06
平均の子供数3.4人。中央日報が2007年から7年間に全国の裁判所で宣告された親子間の扶養料請求訴訟の判決文144件の原告151人を分析した結果だ。最高9人で2人以上の子供を育てた親が85.4%に達した。子供が1人のケースは14.6%だった。「子供をたくさん作れば老後の心配はない」という通念とは違い、多くの子供を育ててもまともに扶養してもらえない、いわゆる「子だくさんの逆説」というわけだ。
◆子供多くても=ホさん(83、女性)は2004年に夫と死別した。1男4女をもうけたが、8000万ウォン(約800万円)ほどのマンションを含めた夫の財産は全て自身を扶養することにした息子にだけ譲った。息子だけが相続したことを知った娘たちが反発したが、聞かなかった。娘たちとは連絡すら途切れた。だがホさんが2010年に脳梗塞で倒れたことで問題が生じた。病院の費用に2年間で5000万ウォン以上かかると、耐えられなくなった息子がホさんを説得し、ほかの娘っちを相手に扶養料請求訴訟を起こした。