中露、史上最大の合同軍事演習
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.05.21 08:31
中国とロシアが、新・蜜月期を迎えた。両国は大規模な合同海上軍事演習と400兆ウォン(40憶円)を超える天然ガス供給の契約締結予定で、これまでになく厚い関係を誇示した。中露は、米国の対外政策に反対するという共通点を持っている。中国は日本と領有権の紛争中である尖閣諸島(中国名・釣魚島)について米国が日本の肩を持ってオバマ米国大統領の「アジア重視政策(Pivot to Asia)」が中国を封じ込めようとする意図を持っているとして反発している。ロシアはクリミア半島の編入をめぐって米国と葛藤を生じさせている。
中国とロシアは20日から26日まで尖閣諸島がある東シナ海で史上最大の合同軍事演習を実施している。中国国防省によれば14隻の艦船と2隻の潜水艦、9機の航空機、6機のヘリコプターが動員されて、実戦をほうふつとさせる防御・攻撃と捜索・救助、拉致された船舶の救助作戦などを行う。オバマ大統領が先月、日本を訪問して「尖閣諸島が日米安保条約の適用対象になる」と明らかにしたことに対して、中露が合同で武力示威を行うというものだ。両国の局地戦級の合同演習は2005年から続いてきたが、国家間の戦争規模の大型演習は初めてだ。