【社説】北朝鮮、これでも無人機「でっち上げ」云々するのか
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.05.09 15:57
今年3、4月、坡州(パジュ)・ペクリョン島・三陟(サムチョク)で発見された無人機3機はすべて北朝鮮から発進したことが確認されたと、国防部が8日に発表した。国防部は無人機コンピューターに保存された発進・復帰座標データを分析した結果、3機すべて座標が北朝鮮地域だったと明らかにした。坡州・ペクリョン島の無人機の場合、コンピューターにあらかじめ保存された飛行計画と南側での実際の写真撮影経路が一致した。坡州の無人機は青瓦台(チョンワデ、大統領府)をはじめとする首都圏の核心施設を、ペクリョン島の無人機は西海(ソヘ、黄海)の軍部隊を主に撮影した。これで無人機侵入が北朝鮮の仕業であることを科学的に立証する決定的な証拠が提示された。それでも北朝鮮は無人機侵入を「謀略」「でっち上げ」と言い張るのだろうか。
北朝鮮の無人機侵入は、停戦協定と南北不可侵合意書を違反する明白な軍事挑発だ。国防部が北朝鮮に「強力に対応する」と明らかにしたのは当然のことだ。挑発には必ず相応の代価が伴うという点を北朝鮮に銘記させる措置が求められる。北朝鮮の無人機挑発は韓国軍にも大きな課題を残した。韓国の心臓部と東西の海を無人機が飛行したにもかかわらず、これを把握できなかった。無人機探知用の低高度レーダーを導入し、防空網の整備を急ぐ必要がある。