<ソウル地下鉄追突>地下鉄2号線、信号故障のまま4日間運行(2)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2014.05.04 11:53
乗客は「落ち着かなくては」と互いを励まし合い、停電の中でもドアを手動で開くためのドアコックを探しドアを開け、子どもと高齢者、女性を順に脱出させた。負傷した乗客のうち多くの人が自力で病院に行った。当時の状況をスマートフォンで撮影した乗客のカン・グァンスさんは、「事故後の案内放送が遅く、明確な説明もないため『被害者の立場で記録を残さなければならない』と考えた。この映像が後で(同様の事故に)対処する時に役立つと信じる」と話している。
インターネット空間では、「突然の危険に陥った場合、政府からはいかなる保護も期待できず、政府はむしろ訴訟過程で戦わなければならないもうひとつの巨大な闘争対象だ」という主張が急速に共感を得ている。「セウォル号沈没と地下鉄追突事故は経済発展の過程で安全を犠牲にしたとの反省を呼び起こしている」(AFP)という指摘のように、国民は政府が今回の機会に「安全インフラ」を画期的に強化することを求めている。