【特別対談】ソウル大教授が質問し慶応大名誉教授が答える(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.05.02 10:33
セウォル号に多数の尊い命が閉じ込められていた先月17日午後、筆者は韓日関係の日本での最高専門家に挙げられる小此木政夫・慶応大学名誉教授と向かい合って座った。悪化した両国感情が結局、破綻へと疾走するかも知れないという緊張感が漂っていた。解決策を見出そうとすれば互いに率直になろうという前提条件で合意した。小此木教授は日本人の心情をそのまま伝え、筆者は韓国人の情緒を加減なく表明した。話すほどに破局への憂慮が濃厚に漂ってきた。
ソン・ホグン:戦後の韓日関係がこれほど悪化したのは、かつてありませんでした。さらには両国の保守政権が国家主義と民族主義で武装したために、潜在していた歴史的摩擦が表面化して、政治家たちがそれを積極的に活用しているところです。両国の共同責任論を述べることもできるでしょうが、加害者の日本はなぜこのようになったのですか?