<韓国旅客船沈没>事故12日後に映像公開…海洋警察に一部隠ぺい疑惑も
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.04.29 11:03
一貫性がない。旅客船「セウォル号」沈没当時の初期救助場面を28日に公開した海洋警察のことだ。乗客を置き去りにして船長と乗員が先に脱出する場面が入った映像を絶対に見せることはできないと話していたが、立場を180度変えた。当初、海洋警察は「捜査証拠資料は一切見せることができない」とし、映像の公開を拒否した。このため「事故の責任を取るべき船長らを海洋警察がかばっている」という批判が出た。にもかかわらず海洋警察は10日以上も態度を変えなかった。
しかし28日午前、突然、映像を公開した。海洋警察は「疑惑を解消するため」と述べた。「船長らをかばおうとしている」という批判を意識したのだ。海洋警察が映像を公開した28日午前は、最初の救助要請を受けた木浦海洋警察の状況室をセウォル号沈没事故検警合同捜査本部が家宅捜索する時だ。検察とともに事件を捜査する海洋警察が合同捜査本部の調査対象になったのだ。