「オバマの慰安婦発言、日本にはショック…それでも妥協難しい」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.04.29 09:48
オバマ米国大統領は25日の訪韓時に「慰安婦は、甚だしい人権侵害」と述べて過去の問題への誠意ある対応を日本に促した。だが日本政府の関係者たちは逆に「未来志向的な解決を韓国に促した」と解釈している。韓日関係がどれほどこじれているか、それぞれ違う方向を眺めているかを象徴的に見せている。だが両国の間に何か突破口を作らなければならない時だというのことで韓日間の意見は一致している。オバマ大統領の歴訪評価とともに今後の韓日関係の展望を両国の外交専門家4人に聞いた。世宗(セジョン)研究所日本研究センター主催で28日、東京プレスセンターで開かれたこの座談会には、申ガク秀(シン・ガクス)元駐日大使、陳昌洙(チン・チャンス)世宗研究所日本研究センター長、野上義二・日本国際問題研究所理事長(元外務省事務次官)、小此木政夫・慶応大名誉教授が参加した。
小此木=オバマは尖閣諸島の防御義務を明確にしながらも、中国には一定部分の配慮をした。北東アジアの3国関係を自分たちが公正に調整しようとする米国の意欲が感じられた。そうした点でオバマ大統領が韓国で慰安婦発言をしたことは、日本としては予想していなかったショックだった。
申ガク秀=オバマ大統領が慰安婦問題を言及したことは韓日間においてこの問題が障害になっており、人権の面でも重大な事案であるだけに日本側に早急な解決を促したものだ。それを前提にしてこそ未来に進めるということだ。日本はもう少し慰安婦被害者の傷を癒そうとする象徴的な努力と謝罪をしなければならない。