<韓国旅客船沈没>生存の乗員15人全員を司法処理
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.04.25 14:41
旅客船「セウォル号」の3階客室と機関部の乗員室の距離はわずか7メートルにすぎなかったという関係者の陳述があった。最初に海洋警察の救命艇に乗って脱出した機関部の乗員7人は、近くに乗客がいるにもかかわらず救出の努力をせず、先に船から脱出したということだ。
検警合同捜査本部は操船担当の乗員15人全員を遺棄致死など疑いで司法処理する方針に基づき、すでに拘束された船長イ・ジュンソク容疑者(69)ら11人のほか、この日、操舵手ら4人を追加で容疑者とした。合同捜査本部は遺棄致死および水難救護法違反の疑いで、4人に対する拘束令状を請求することにした。
合同捜査本部によると、機関部の乗員室はセウォル号3階の後尾にある。中間の小さな食堂ホールを通って3階客室の出入り口に到達できる構造だ。イ船長は合同捜査本部調査で、「機関部の乗員室と食堂の出入り口は鍵がかかっていない」と話したと伝えられた。乗客は近くに乗員専用脱出通路があったにもかかわらず犠牲になったのだ。