<韓国旅客船沈没>「船が45度傾いても脱出乗客が見えずおかしいと…」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.04.22 17:49
「おかしかった。船が45度以上も傾き、回復不能な状態だが、海に飛び込んだ人はいなかった。珍島海上交通管制センター(VTS)の連絡を受け、我々をはじめ、いくつかの船が周囲ですぐに救助する態勢を整えていたのにそうだった」。
「セウォル号」沈没当時に現場に出動したタンカー「デュラエース」(2720トン)のムン・イエシク船長(63)の話だ。ムン船長の言葉のように、当時現場でセウォル号が沈んでいく間、海洋警察の艦艇・ヘリコプターだけでなく、大小の船が出動し、救助態勢に入っていた。セウォル号のイ・ジュンソク船長(69、拘束)が乗客にすぐに「船から離れろ」とさえ伝えていれば、多くの生命を救うことができたということだ。