【噴水台】無能な善意の政府は願い下げだ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.04.24 13:53
解消されないわだかまりがある。今回のセウォル号沈没事故で、船長が先に逃げ、政府はうろたえ、メディアは「オーバー」だという、数多くの問題にもかかわらず、最も強く残っている疑問はこれだ。海洋警察救助隊は、どうして船内に入って中の遭難者を引き上げて救助しなかったのかということだ。
傾いた船で、その高くなった入口に向かって素手で飛び上がることはできない。私たちはテレビ放送などを通じて「あの中に人々がたくさんいる」という声を聞いた。だから救助隊が聞こえなかったはずがない。ところが救助隊は沈没まで1時間余りの間、自力で上がってくる人々だけに、熱心に救助の手を差し出した。