北朝鮮「敵が想像しがたい一発を準備」…核実験強行か(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.04.23 09:31
22日には労働新聞が金正恩の空軍第188軍部隊飛行訓練参観のニュースを伝え、最初にミグ機に乗り出撃した操縦士のキル・フンを金正恩が激励する姿を編集し報道した。
1993年に江原道元山(カンウォンド・ウォンサン)上空を飛び墜落して死亡したキル・ヨンジョの息子であるキル・フンはこの部隊の飛行中隊長を務めている。北朝鮮はキル・ヨンジョが金日成銅像に衝突するのを避けようとして散華したと宣伝し、『共和国英雄』の称号を与えた。金正恩は3歳の時に父を失ったキル・フンが操縦士の道を歩んでいる点を指摘し、「われわれの革命の代はこのように続いている」と強調した。金日成(キム・イルソン)、金正日(キム・ジョンイル)、金正恩とつながる3代世襲に対する批判を意識した発言とみられる。
労働新聞はこの日1面に、金正恩が「1月8日水産事業所」を訪問したニュースも写真とともに伝えた。ここは住民に魚を十分に供給するよう金正恩が指示し新たに建設された施設だ。1月8日は金正恩の誕生日だ。統一部当局者は「官営テレビが幼少時の映像を放映し、翌日の労働新聞に金正恩を象徴する機関を大々的に報道したのは執権3年目を迎えた金正恩に対する偶像化作業に拍車をかけようとする動き」と話している。
北朝鮮「敵が想像しがたい一発を準備」…核実験強行か(1)