韓国・元統一部長官「『金正恩の来年崩壊説』は性急な判断」(1)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2014.04.09 17:02
「統一大チャンス論を絶対的に支持する。ただし直ちに北朝鮮が崩れると考えて無理強いしてはいけない。北朝鮮が朴槿恵(パク・クネ)大統領のドレスデン3大提案を受け入れなくても原則通り押し進めるべきだ。北朝鮮が無人機を南に飛ばして第4次核実験をしても、民間レベルの人道的支援は継続する必要がある」
朴槿恵政権の対北朝鮮構想の下絵に相当な影響力を及ぼしてきたと評される元統一部長官の康仁徳(カン・インドク)北朝鮮大学院大学招へい教授(82)は5日、中央SUNDAYとのインタビューでこのように強調した。
康元長官は朴正煕(パク・チョンヒ)元大統領の時期に中央情報部で北朝鮮を担当し、1968年1・21事態(青瓦台襲撃未遂事件)を1年前に予想し、72年の7・4共同声明の生みの親をつとめ、金大中(キム・デジュン)政権では統一部長官を歴任するなど国内最高の北朝鮮専門家に挙げられている。昨年7月、朴大統領に安保・統一を諮問する「国家安保諮問団」委員に任命された彼は、青瓦台(チョンワデ、大統領府)と統一部の高位関係者たちに統一構想を深く助言してきたという。