<韓国旅客船沈没>不明者家族を傷つける“偽者”たち(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.04.22 14:45
怒りと失望を巧妙に悪用する事例もある。20日にあった行方不明者の家族の青瓦台(チョンワデ、大統領府)抗議訪問の動きがそうだ。行方不明の壇園高のチョ君の兄チョ・ウォンソンさんは21日、ある放送のインタビューで、「(青瓦台抗議訪問は)外部の人があおった」とし「軍隊で行軍をするようだったが、おかしなことに学生がその行列を先導していた。学生たちが『出て行きましょう。こうしている場合ではない』と呼びかけた」と話した。
別の人も「家族がひどく怒っているのは間違いないが、体育館の壇上でマイクを握って声を高める人たちの中には、遺族や行方不明者の家族でない人たちがいる」とし「行方不明者の家族もお互い信じることができず、状況を悪化させようとする偽装活動家が周辺にいるという話も出ている」と伝えた。
MBN放送のインタビューに民間潜水士として登場し、「政府が民間潜水士の救助活動を防ぐ」と述べた女(ホン・ガヘ)の主張も偽りであることが明らかになった。民間潜水士の資格も経歴もないことが確認された。逮捕令状が発給されたこの女は慶尚北道亀尾に潜伏していたが、20日に自首し、木浦警察署で調査を受けている。警察は22日、拘束令状を請求する予定だ。