韓国整形医ら内部告発…「患者に麻酔かけて代理医が手術」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.04.11 16:25
「有名病院長が手術するように相談しておいて、いざ患者が麻酔で寝てしまえば別の医師が入ってきて手術をします。たいていは専門医になったばかりの医師、さらには整形外科専門医ではない医師もいます。影のように動く『シャドー・ドクター(Shadow doctor)』の存在を外国人患者も知っています」。
「シャドー手術(代理手術)」や医師免許貸与のような不正・違法行為が整形業界で公然と広がっているという医師たちの良心宣言が出てきた。整形外科医師団体である大韓整形外科医師会(以下、医師会)は10日、ソウル二村洞(イチョンドン)の大韓医師協会で記者会見を自ら要請した。彼らは「一部の非道徳的な病院の誤った形態により最近、整形手術中の死亡事故が相次いでいることについて国民に謝罪し、誤っている部分を正していく」と強調した。整形外科医師の内部告発は今回が初めてだ。
国際美容整形手術協会(ISAPS)の2011年統計によれば、韓国は人口1000人あたり13.5件の整形手術を行っている。世界1位だ。優秀な医療スタッフのおかげで手術の実力も世界最高レベルだ。中国・日本などから外国人整形観光客が集まるほどだ。そのような華やかさの後ろで今回、マイナス部分が姿をあらわした。