韓国研究陣、「ウェアラブルコンピュータ」5年以内商用化の道開く
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.04.04 11:40
韓国研究陣が夢の新素材と呼ばれるグラフェン(graphene)で高性能半導体を大量生産できる基礎固有技術を開発した。この技術を発展させれば、今後5年内に現在より10倍以上処理速度が速い半導体を作ることができる。また、紙のように2~3回折りたたんだり、しわくちゃにして財布に入れることができるフレキシブル(flexible)ディスプレイやウェアラブル(wearable)コンピュータの商用化も大きく早められる見通しだ。成均館(ソンギュングァン)大学は3日、工科大学新素材工学部のファン・ドンモク教授(47)、イ・ジェヒョン博士(33)など成均館大学研究チームがサムスン電子総合技術院ナノエレクトロニクス研究所と共同で半導体ウエハーの上に単結晶グラフェンを繰り返し合成する基礎固有技術を世界で初めて開発したと明らかにした。
グラフェンは黒鉛が原子単位の最も薄い層からなる炭素ナノ物質だ。銅より100倍以上電気がよく通り、鋼鉄より200倍以上強く伸縮性も優れ、伸ばしたり曲げても性能に何の問題もない。