【コラム】「中国は目覚めた獅子だ」(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.04.03 15:56
中国はもう真の獅子だ。欧州歴訪中、習近平は崛起の姿を誇示した。猛獣の本能は攻勢的だ。習近平は周囲の不安感を静めようとする。中国の獅子は「平和で温和で文明的」といった。その発言は信頼を与えていない。ドイツ大統領のヨアヒム・ガウクは「統治する人と受ける人、多様な宗教間の均衡がなければならない」と述べた。習近平との昼食会でだ。その言葉はチベット、ウイグル少数民族に対する中国の強圧を指摘したものだ。
獅子の存在感は密林の秩序を揺るがす。北東アジアの軍事・外交競争は激しい。日米の中国包囲網は精密になっている。中国と日本の葛藤は深い。中国の軍事力強化は圧倒的だ。日本も1日、武器輸出の足かせを外した。
北朝鮮は「朴槿恵(パク・クネ)ドレスデン提案」を踏みつぶす。ミサイル発射、西海(ソヘ、黄海)北方限界線(NLL)砲撃、無人偵察機で緊張状態を高める。中国は北朝鮮の冒険を抑制する力がある。習主席は朴槿恵大統領(23日のハーグ会談)に「北朝鮮と核問題で隔たりがあるが、中国側の方式で北朝鮮を説得中」と述べた。獅子の責務は密林の混乱の整理だ。しかし中国の影響力行使手段はあいまいだ。中国の北朝鮮核圧力は事後的だ。北朝鮮の4度目の核兵器実験の可能性が高まった。韓日米同盟体制を強化しなければならない。朴槿恵・オバマ・安倍のハーグ会談は北朝鮮の核兵器廃棄に集中した。三角協調はひとまず復元された。だが、不完全で不十分だ。その責任は首相・安倍の歴史挑発のためだ。歴史戦争で完勝はない。安保と歴史を分離しなければならない。外交優先順位の再調整が必要だ。