【グローバルアイ】韓日中関係の正三角形と二等辺三角形
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.03.29 10:28
「韓中関係は歴代最高の水準だ」。北京でそれぞれ別に会った韓日中3カ国の外交官の口から共通して出てきた言葉だ。しかし同じ言葉を述べながらも、心中はそれぞれ違うことを感じることができた。異口同音より異心同音というべきだろうか。
中国外交官の顔には得意げな笑みが見えた。李明博(イ・ミョンバク)政権当時、米国との同盟関係を最も重視した韓国に不快感を隠さなかった中国としては、朴槿恵(パク・クネ)政権発足後の韓中関係改善に満足しているようだった。「韓中関係をさらに緊密にさせた変数は日本」という分析も欠かさなかった。日本の誤った歴史認識に対し、韓中が協調する姿のことだ。彼は「安重根(アン・ジュングン)記念館設立を可能にしたのは安倍晋三日本首相」と語った。日本の立場に配慮するため石碑の設置さえ負担に感じていた中国政府の変化は、日本が自ら招いた結果ということだった。ようやく形成された「韓・中vs日本」の構図に満足感があふれていた。