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【コラム】課題多い『アベンジャーズ2』韓国撮影の誘致(2)

ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2014.03.24 15:41
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SFやファンタジージャンルの場合は、話が変わる。ファンタジージャンルで『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズがニュージーランドの観光活性化につながったケースがあるが、それは素晴らしい自然景観のおかげだった。一方、都市空間がSF・ファンタジーの背景に登場する場合、大規模につぶされて爆発する破壊の饗宴のための場所に過ぎないケースが大部分だ。これが観光欲求を起こすだろうか。その上、観光客はその空間を自身が旅行に行ける現実の空間とは認識しない。

端的な例が、昨夏に公開された『パシフィック・リム』。この映画の背景である香港は『アベンジャーズ2』のソウルが目指すように、派手な摩天楼が並ぶ未来的都市として登場する。だが、それも楽しくつぶれるためだ。この映画を見て「巨大ロボットと怪物が戦って壊したそのスタイリッシュなビルに直接行ってみたい」という人が何人いるだろうか。

 
私は『パシフィック・リム』を観覧した何人かの友人に、その映画を見て香港に行きたくなったか尋ねた。全員が否定的な返事をしたが、そのうちの1人の返事が傑作だった。「『パシフィック・リム』は香港が背景だったのか。私はそのまま仮想の未来都市だと思ったけど」。これが『アベンジャーズ2』を観た海外の観客の所感になるのではと恐れている。

了解覚書によれば「この映画の一部映像を韓国側が広報映像に活用できる」と言うが、この問題は当局の広報で補完することもできるだろう。だが果たして『アベンジャーズ2』に関連した韓国広報を洗練された形で見せられるのか、あの古臭い了解覚書の写真を見ると、はなはだ疑わしい。映画を通じて韓国が「洗練された先端国家」として出てくるように願うならば、関連了解覚書の締結式からして、そんな雰囲気にすべきではないだろうか。

『アベンジャーズ2』の韓国ロケ自体に否定的なのではない。最低限、今後さらに観光効果が高いほかの大型映画ロケを誘致する突破口にはなれるだろう。ただし心配なのは、ロケの費用便益分析で便益を過大評価しながらも、便益を最大化する洗練された国家広報をする準備ができていない当局のマインドだ。

ムン・ソヨン コリア中央デイリー文化部長

(中央SUNDAY第367号)


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