韓国、カナダとのFTA交渉妥結、2017年から自動車輸出無関税に
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.03.12 09:15
朴槿恵(パク・クネ)大統領とカナダのハーパー首相は11日、韓国とカナダの自由貿易協定(FTA)交渉を妥結したと発表した。交渉を始めて8年8カ月ぶりとなる。両首脳は単独・拡大首脳会談後の共同声明で、「韓国とカナダによるFTA交渉の成功的な妥結を発表することになったのは両国がともに成し遂げた画期的な成果だ。歴史的なイニシアチブで両国関係はさらに強化されるだろう」と明らかにした。
カナダとのFTA締結により、カナダは自動車や家電製品の関税障壁をなくし、韓国は牛肉・豚肉の輸入の敷居をなくす。予定通りに来年FTAが発効する場合、2017年に関税が完全に廃止される自動車が韓国にとって最大の受恵品目になる見通しだ。これに対し相対的に競争力が弱い牛肉は影響が予想される。韓国政府は畜産業界への影響を最小化するため、FTA発効後15年をかけて段階的に牛肉の関税を下げることで合意した。