技術の達人VS経営専門家…韓日のプライドかけた「鉄鋼戦争」(2)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2014.03.03 14:36
◆「捲土重来」狙う新日鉄住金
こうしたポスコの苦戦を横目に新日鉄住金は世界の鉄鋼市場で過去の栄華を取り戻す捲土重来に腐心している。1970年に誕生した旧・新日本製鉄は、約30年間にわたり世界最高の粗鋼生産量を維持してきたが2000年代に入って世界的な鉄鋼業界の再編過程で転落してしまった。新日鉄住金の経営実績は合併後、急速に好転している。1月30日に発表された2013会計年度の4-12月の決算実績によくあらわれている。売上額(4兆374億円)、営業利益(2216億円)、当期純益(1927億円)とすべて大きく伸びた。特に新日鉄住金の7-9月期の当期純益はポスコの1206億円(約1兆3550億ウォン)を大きく上回る。2013会計年度全体の当期純益も2200億円に達すると予想されており、ポスコよりも約1000億円上回ると推定されている。新日鉄住金の当期純益がポスコを追い抜いたのは2008年以降5年ぶりだ。