技術の達人VS経営専門家…韓日のプライドかけた「鉄鋼戦争」(1)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2014.03.03 14:36
韓国と日本の自尊心をかけた鉄鋼戦争の導火線に火がついた。世界的な鉄鋼企業である韓国のポスコと日本の新日鉄住金は、それぞれ3月と4月から新しい指令塔をスタートさせて市場争奪のためのひと勝負を繰り広げることになる。ポスコは権五俊(クォン・オジュン)ポスコ社長(技術部門長、64)が14日、新しい指令塔に上がる。新日鉄住金は4月1日から進藤孝生・副社長(65)を社長に昇格させて社長チームトップ体制を稼動する。
ソウル大学金属工学科を出た権五俊氏は、1986年にポスコに入社後、ポスコ技術研究所長、浦項(ポハン)産業科学研究院長、浦項産業科学研究員技術総括社長を歴任した。米国ピッツバーグ大学で金属学博士学位を取った。
一橋大学経済学部を卒業した新藤氏は、1973年に新日本製鉄に入社後、人事・総務・経営企画など社内の主な経営ポストを経た。2005年に理事、2009年に副社長に昇進した。彼は米国ハーバード大学の大学院ビジネススクールも卒業した。ポスコの権氏が入社後現場で技術研究に没頭してきた「技術専門家」ならば、新藤氏は入社後に主要経営ポストを経た「経営専門家」と見ることができる。2人の歩みがいつにも増して注目される理由だ。