<平昌五輪に向けて>キム・ヨナのマジックが終わると、また“フィギュア不毛地”に?(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.02.25 10:02
スケートリンク不足のため、多くの選手が一度に練習をするのも問題だ。19日午後7時、ソウル高尺洞のゼニスアイスリンクでは、小中高生20人が2、3人のコーチと一緒に練習中だった。オ・コーチは「ここはまだ環境がよい方」とし「一つのリンクで10人ほど練習するのが適当だが、30人以上が練習するところもある」と伝えた。
けがも多い。アン・ソヒョンさんも2年前、練習中に他の選手とぶつかった際、スケートの刃で足首を切り、10針を縫った。フィギュアスケートに適切な氷の温度は氷点下4、5度だが、国内スケートリンクはアイスホッケー基準の氷点下11度に合わされている。国内スケートリンクは暖房施設が老朽化したり設置されていないところが多く、寒さに震えながら練習する。
費用もかかる。キム・ヨナも練習費用のため、フィギュアを途中であきらめかけた。匿名を求めた親は「選手1人あたりトレーナー・マッサージ師・振り付け師がついて現地練習をするには、個人の費用があまりにもかかる」とし「一部の人は貴族スポーツだと非難するが、子どもが望むことをさせたいと思うのが親の気持ちではないか」と語った。