【グローバルアイ】ホンダ議員支援よりも重要なことは…=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.01.28 10:33
偏見は恐ろしい。偏見の津波に一度のみ込まれれば抜け出しにくい。インターネットで「盧武鉉(ノ・ムヒョン)」という名前が挙がれば会員の非難が暴走し、「朴正熙(パク・ジョンヒ)」という名前には反対グループのネットユーザーの呪いがあふれる。朴正熙にも盧武鉉にも功過があるが、偏見はそれを無視する。今日の韓国社会の最も大きな悩みだ。
マイク・ホンダ米連邦下院議員を支援しようという運動が米国内の韓国人社会で野火のように広がっている。70歳が過ぎたホンダ議員は尊敬される少数者人権運動家だ。彼の正義感が2007年の慰安婦決議案を実現させ、慰安婦決議案が盛り込まれた歳出予算法案の通過を可能にした。彼は日系3世でありながらも米議会内に多くない親韓派だ。そのホンダ議員が11月の中間選挙で強力な党内ライバルを迎えた。オバマ政権で商務次官補代理を務めたインド系米国人ロー・カンナ氏が挑戦状を出した。ホンダ議員(73)の子どもほどの年齢のカンナ氏(37)はシリコンバレーの復興を主張している。カンナ氏に対し、フェイスブック最高運営責任者(COO)シェリル・サンドバーグ、ヤフーCEOマリッサ・メイヤー、ジンガ創業者マーク・ピンカスなどIT業界の大手が先を競って後援支援金を出している。後援支援金規模で選挙の有利・不利を測る米国で、昨年末までにカンナ氏は320万ドルを集めた。ホンダ議員の3倍を超える。こうした状況で韓国人社会がホンダ議員支援募金運動に出たのは自然な流れだ。