【コラム】オバマ大統領が韓国を抜いてアジアを歴訪するだろうか(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.01.22 10:45
また、米軍戦時作戦権の韓国軍転換問題もある。両国は2015年までに戦作権を韓国に転換することで合意している。しかし朴槿恵政権は北朝鮮の脅威に対する懸念を理由にこれを延期することを望んでいる。韓国政府が戦作権転換延期を要請したのは今回が2度目だ。米国ではウォルター・シャープ元在韓米軍司令官のように、合意通り2015年までに戦作権を転換すべきだという意見も一部出ている。両国がこの問題で同じ声を出せなければ、韓半島(朝鮮半島)に戦略的な不確実性が発生し、これは北朝鮮の誤った判断を招くことになる。
環太平洋経済連携協定(TPP)参加問題も残っている。現在12カ国が進行中のTPP交渉がすでに最終段階であるだけに、韓国はその後にTPPに参加する最初の主要国になるとみられる。韓国がTPP参加意思を明らかにするまでやや時間がかかった理由は、その間、韓中自由貿易協定(FTA)に集中していたからだ。韓国が中国とFTAを推進しながら、同時にTPPに合流するのはリスクが大きい。