<安重根義士記念館>「東洋平和の創意者」のフレーズ…日本はまた「テロリスト」妄言(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.01.21 09:25
観覧客は200平方メートルの空間に展示された約110点の安義士関連資料に驚いた。資料は安義士の家庭教育と信仰、愛国運動と救国教育の実践、断指同盟、ハルビン義挙、旅順監獄生活など大きく5つの部門に分れている。記念館に入れば、左側に安義士の代表的な遺墨8点が展示されているが、最初が「国家安危労心焦思」だ。約100年前の安義士の心配は、現在を生きる韓国人に示唆する点が多い。展示資料は安義士が韓国人である以前に、東洋の平和と和合を主張した義人という点を強調している。安義士の写真を展示し、その下に「東洋平和の創意者」と紹介しているほどだ。
中国婦女運動の先駆者で革命家のトウ潁超(1904-92)が夫の周恩来元首相ととともに安義士の大局的な平和思想に引かれ、伊藤博文射殺事件を歌劇で歌ったという内容もある。王広福元ハルビン書道家協会副主席は「満州国時代に学校に通い、日帝の蛮行を見て育った人間だ。幼い頃、親から安義士の話をよく聞いたが、このように多くの資料に接したのは初めて。日帝の蛮行を万古に告発する歴史の現場になりそうだ」と話した。中国1級画家の権伍松さんが安義士を称えて描いた絵も目を引く。朝鮮族の権さんは昨年6月、朴槿恵(パク・クネ)大統領が習近平国家主席に安義士義挙記念碑の設置を話すと、自分の作品を寄贈する方法を研究したという。