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【コラム】統一が「大当たり」になるには=韓国(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.01.17 10:38
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2014年はじめに金正恩(キム・ジョンウン)が異例的な肉声の新年辞を通じて韓国に関係改善を提案し、事実上それに返事をする形式で朴槿恵(パク・クネ)大統領が統一基盤を構築するための措置として民間支援と交流を強化すると宣言した。朴大統領は必要ならば金正恩といつでも会えるという立場の確認もした。朴大統領の話は金正恩の新年辞に対する統一部の非生産的な論評をはるかに越えたことなので鼓舞的だ。新しい対北朝鮮政策のアイディアを出さなければならない統一部が金正恩の新年辞を見て北朝鮮が今まで対話を提案しておいて挑発した前歴、約束しておきながら違反した事例を生体解剖するようにいちいち聞きながら信じることができないと一蹴したことは統一部らしくなかった。統一部は北朝鮮情勢分析・解説機関でない。

金正恩の新年辞は中国に向けた「我々もこのように対話と和解努力をする」というジェスチャーでもある。それなら北朝鮮崩壊を前提とした国家情報院長南在俊(ナム・ジェジュン)式統一論でも積極的に北朝鮮の変化を誘導して統一に行こうという統一論が高まれば、ややもすると北朝鮮に挑発の口実を与える招待状になり得る。張成沢(チャン・ソンテク)処刑が確認したことは、北朝鮮の向こう見ずな若い指導者が権力維持に必要だと判断すれば対南武力挑発をいつでも敢行できる人物という漸移だ。一部専門家の観測のとおり、穏健な経済開放派として知られた張成沢勢力の粛清で軍部が対南政策を主導するならば対南挑発の危険は一層高いと見ることができる。

 
朴大統領が農業と畜産を実質的に支援すると話したことは西ドイツの毛細血管モデルの韓国版として草の根交流の出発点になることができる。そのような下部の交流が最も確実な統一の道路整備になるだろう。農業・畜産と生活必需品加工と軽工業分野技術者の韓国現場実習の道を開いて、北朝鮮の呼応により青年・学生とスポーツ交流を通じて韓国、北朝鮮の距離を狭めていけば今のように当局間関係が揺れ動き、危機局面に走っても下からの統一のための実質的な和解と協力は蓄積される。しっかりとした安保を前提に5・24措置の解除と金剛山(クムガンサン)観光再開のような能動的措置も躊躇する必要がない。南北関係は一進一退を繰り返すはずだ。そのような過程を経てはじめて、統一の「大当たり」を語ることができる。

キム・ヨンヒ国際問題論説委員


【コラム】統一が「大当たり」になるには=韓国(1)

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