現代・起亜車首席研究委員「BMWにもジェネシスをベンチマーキングさせたい」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.01.13 13:47
「私たちよりも三菱の方が深く思うことがあるのでは」。パク・ジュンホン現代・起亜車首席研究委員(51)は日本の三菱と現代・起亜車の地位が入れ替わった現在の状況をこのように評価した。パク氏が入社した1985年、現代車の技術提携パートナーだった三菱は手が届かない存在だった。パク氏は、誰かにのぞかれないように手で紙を隠しながら資料を作成していた三菱のエンジニアの姿がまだはっきりと目に浮かぶ。30年が過ぎた今、現代・起亜車は世界5位の自動車生産企業となった半面、三菱はこの分野で明日を心配しなければならない状況だ。資料を見るために日本語の勉強をしなければならなかった現代車の新入社員は、現代・起亜車研究人材を代表する首席研究委員となった。
昨年末の現代・起亜車人事のハイライトは首席研究委員職の新設だった。鄭夢九(チョン・モング)現代車グループ会長は約1万人の研究人材を代表する13人の研究委員のうち2人を選び、「首席」というタイトルを付けた。パク・ジュンホン首席とチ・ヨハン首席(50)だ。9日、京幾道華城市の現代・起亜車技術研究所(ナムヤン研究所)で初めてメディアに姿を現した両首席は、似ていながらも印象がかなり違う。工学博士の2人はソウル大工学部82学番の同期であり、現代車が最初の職場だ。話し上手なパク氏は頭がいいおもしろい人、落ち着いた雰囲気のチ氏は模範生を連想させた。