安倍首相、第2次世界大戦の激戦地を訪問予定…また歴史挑発?(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.01.02 09:09
日本の安倍晋三首相は2013年の年末を、日本軍の自爆特攻隊である別名「神風」を素材にした映画の鑑賞で終えた。安倍首相は昨年12月31日、東京・六本木の映画館で、零戦戦闘機の操縦士が主人公の『永遠の0(ゼロ)』を観た後、記者たちに「感動した」と所感を明らかにした。この映画は南京大虐殺を否定し平和憲法を修正すべきだと主張している日本文化界の代表的な右翼作家・百田尚樹氏の小説を原作とした。12月26日に靖国神社に参拝するなど尋常でない動きを見せていた安倍首相の就任1年を終える決定的な行動だった。
さらに彼は、新年に太平洋戦争の激戦地だった南太平洋諸島を歴訪する方針だと産経新聞が31日報道した。まだ正確な訪問時期は確定していないが、現職の日本の首相が南太平洋諸島を訪問するのは1985年に当時の中曽根康弘首相がフィジーとパプアニューギニアを訪問して以来29年ぶりになる。新聞は「歴訪が日本人の戦没者を慰霊して遺骨収集活動を強化するという安倍首相の意志に従ったもの」と伝えた。だが、安倍首相が靖国を参拝したのに続き過去の軍国主義の郷愁を呼び起こしかねない太平洋戦争の戦場をわざわざ訪れることに対する国際社会の反発も予想される。