【コラム】「日本の議員さん、鬱陵島へどうぞ…」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.07.22 10:34
日本自民党議員の鬱陵島(ウルルンド)訪問を主導しているのは新藤義孝だ。埼玉県出身4選の彼は、自民党政策調整会長が委員長を務める領土特委の委員長代理資格で4人の鬱陵島訪問団を引率し、独島(ドクト、日本名・竹島)紛争の激しい火の中へと、太平洋戦争当時の神風特攻隊員のように身を投じるというドンキホーテの発想をしている。
彼の体の中には盲目的であり国粋主義的な愛国主義の血が流れる。彼の祖父の栗林忠道大将は硫黄島守備隊司令官で、1945年2月に米軍の伝説的な硫黄島上陸作戦を阻止する玉砕作戦を指揮して死んだ。この戦闘で日本軍兵力2万933人の96%にあたる2万129人が戦死した。栗林はクリント・イーストウッドが2007年に制作してアカデミー賞候補作になった映画「硫黄島からの手紙」の実際のモデルだ。新藤義孝は鬱陵島「上陸」を通して、彼の英雄である祖父の敗北で終わった硫黄島戦闘を、とんでもないところでの戦に勝って補償しようとしているようだ。