【コラム】朴槿恵政権の「非正常の正常化」(1)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2013.12.31 15:18
次に列挙するものの共通点は何だろうか。公共機関の放漫経営、交通秩序違反、葬儀社の不公正行為、高額税金の長期滞納、銀行の両建預金、保育施設の補助金不正受給、鉄道産業の不正、原発の不正、修学能力試験(日本のセンター試験に相当)後の形式的な授業慣行。見るからに何か間違っていて歪んだものだ。法を違反するのもあり、法違反ではないが常識から外れたり不合理な慣行もある。国務総理室によると、これらはすべて“非正常”なものだ。非正常はその定義からして、何か正常でないことだ。従って正常に戻しておくのがよいようだ。
ついに政府はこうした非正常なものを正常に戻すことを国政運営の核心課題とするに至った。名付けて「非正常の正常化」だ。国務調整室は10日の国務会議で、「非正常の正常化推進計画」を報告し、これを政府全体レベルで推進すると述べた。非正常なものを正常な状態で変えておかなくては、国政目標の意味ある成果を出せないということだ。