台風30号が襲ったフィリピン中部海岸…韓国人8人の所在不明(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.11.11 09:18
過去最大風速(上陸当時基準)の超強力台風30号がフィリピン中南部地域を襲い、死者が1万人にのぼるという観測が出ている。フィリピン当局は軍兵力を動員して緊急救援作業中で、国際社会の援助も相次いでいる。
10日のAP通信などによると、台風30号は前日、フィリピン中部レイテ島に上陸し、この地域70-80%を“焦土化”させた。レイテ州のペトラ知事は非常対策会議で、推定値を根拠に一帯の死者が1万人にのぼると述べた。ほとんどが暴雨に巻き込まれて溺死したり、建物が倒壊して死亡した。
特に直撃弾を受けたのはレイテ州の首都で人口22万人の海岸都市タクロバン。すでに約300人の遺体が収拾された中、この地域だけで死者が1万人にのぼるという観測も出ている。フィリピン社会福祉開発省は公式発表で、中部36地方の428万人が被害を受け、約80万人が避難所生活中だと明らかにした。在比韓国大使館はタクロバンに滞在中の宣教師キムさんら韓国人の2家族8人の所在が10日夜現在まで把握されていないと伝えた。