「アジア人は愚か」? 豪州で韓国人暴行事件…アジア系人種差別犯罪に拡大か
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.11.27 08:32
豪州で韓国人を対象にする無差別暴行事件が25日また発生した。今年に入って4件目だ。こうした暴行事件は中国人や日本人も例外ではなく、人種差別犯罪に広がる雰囲気だ。
豪州警察によると、ブリスベンに居住するチョさん(28)はこの日0時30分ごろ、家で通話状態がよくないため外で電話をしているところ襲われた。2人の白人青年が電話機を貸してほしいと言ってこれを持っていこうとした。返すよう要求すると、2人は暴力を振るってチョさんの頭と顔を集中的に攻撃した。チョさんが反撃する姿勢を見せると、2人は駐車していた車に乗って逃げた。チョさんは昨年7月、ワーキングホリデービザで豪州に行き、肉工場で清掃の仕事をしていた。
先月、豪シドニー・ウルティモのある住宅街で30歳代の会社員キムさん(33)が男4、5人から暴行を受けた。ゴルフクラブなどで殴られて頭蓋骨にひびが入り、肋骨2本が折れる重傷を負った。9月にはメルボルンで30歳代の留学生チャンさんが10代の白人青少年およそ10人から人種差別的な集団暴行を受け、凶器で子指を切られる事件が発生した。3月には韓国人留学生キムさん(34、女性)が路地で会った男から放火にあい、上半身の皮膚の40%にやけどを負った。一連の事件はすべてアジア人密集地域で起きた。