南大門復元ででたらめな木材使用…柱や軒に大きなひび割れ(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.11.07 09:07
1日に本紙取材陣は崇礼門の木材を調査した。火災が集中し新しい木材を多く使った2階楼閣の4本の柱のうち1本はすでに垂直に深く広く割れ中が見えていた。朝鮮時代の主要工事に木材を供給した三陟(サムチョク)の濬慶墓(チュンギョンミョ)から供給された金剛松だ。南東側の軒と垂木も割れて中が見えた。門楼入口の上側の軒先に横に渡された角材と屋根板の間も開いている。
木造専門家のC氏は、「よく乾かしていない木材を使って起きたものだ。今後さらにひびが拡大し見た目が悪くなるだろう」と指摘した。木材工事の責任を負ったシン・ウンス大木匠は5日に本紙とのインタビューで「都辺首(現場木工責任者)を早期に任命できず、まともな木材の供給を得られなかった。私が木の水分を検査することもできず、たとえ乾いていなかったとしてもどうして乾くのを待つことができるだろうか」と話した。
これに対し文化財庁は、「政府標準仕様書に出てきた24%の含水率を基準に工事したもの」と説明した。木材専門家のチェ・ウォンチョル氏は、「通常の木造住宅でも含水率を19%としてゆがみやひびを防ぐのに、基準を5%も上回る木を使うことができるようにしたことは問題」と話した。