【中央時評】“韓国国宝1号”崇礼門のきのうときょう(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.05.06 11:47
崇礼門(スンレムン、南大門)が5年3カ月ぶりに復旧された。朝鮮太祖5年に創建されてから壬辰倭乱と丙子胡乱、6・25戦争など多くの戦乱に耐え抜いた崇礼門は2008年2月にある放火犯により石垣だけ残し焼失してしまった。
礼の字は五行の火、方位の南を示す。縦に書かれた崇礼は沸き上がる炎を意味するが、南側の冠岳山(クァンアクサン)の火気から景福宮(キョンボックン)を保護するため他の城門と違い扁額を縦書きにしたという。しかし譲寧大君(ヤンニョンデグン)の文字とされた天下の名筆も防火前科者による犯行を防げなかった。崇礼どころか非礼を越え無礼も甚だしい歴史否定の蛮行だった。