南大門復元ででたらめな木材使用…柱や軒に大きなひび割れ(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.11.07 09:06
国宝1号の崇礼門(スンレムン、南大門)は韓国の顔だ。崇礼門火災で国民の喪失感は大きかった。崇礼門の伝統方式による復元は単純な文化財復元の次元を超え国民の剥奪感を補償する象徴的意味まであった。ところが拙速・ずさん工事で再び失望を与えている。
丹青の亀裂・剥落現象でふくらんだ崇礼門のずさん工事疑惑が全方向に広がっている。ずさんだったり値段が安い一部資材を購入し、政府労賃単価より低い賃金で工事したことが明らかになった。原則のない伝統工法を用い、木材のひび割れが深刻という点も確認された。
本紙が単独入手した「崇礼門工事決算内訳資料」のうち、「主要材料購入費」によると、丹青の顔料購入費1億800万ウォンは全復旧予算242億ウォンの0.4%にすぎなかった。丹青問題の核心に挙げられるにかわの購入費は390万ウォンで0.01%にすぎなかった。また、丹青の顔料は白い貝の粉を化学染料で染めた水干粉彩10種類を使った。天然顔料で復元するという文化財庁の発表と違いがあった。顔料を納品したカイルアート のキム・ヒョンスン社長は、「文化財庁と協議した当初は顔料購入費が5億~6億ウォンで策定される予定だった。ところがある日ホン・チャンウォン丹青匠を通じ水干粉彩を納品するよう連絡がきた」と話した。