【社説】5カ月ではがれた南大門の垂木の丹青=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.10.10 15:08
崇礼門(スンネムン)の垂木の一部の丹青(タンチョン、韓国独特の鮮やかな色彩装飾)がはがれて見苦しい姿を現した。韓国文化財庁によれば、丹青がはがれる現象は5、6月から見つかり、これまでに約20カ所で発見されたという。
もちろん丹青は日光・湿度・風などの周辺環境によって剥落や退色が進むものだ。だが、5月4日に5年3カ月間の復旧工事を終えて、盛大な復旧記念式を行ってからわずか5カ月しか経っていないという点で驚くべきことだ。崇礼門の丹青工事を担当したホン・チャンウォン丹青長は8日、現場説明会で「伝統の顔料とニカワを使ったところ発生したものと思われる」と丹青がはがれた原因を推測した。検証が完全ではない状態で伝統技術を考証し活用する過程で問題が生じたということだ。