「ソナタもギャラクシーも韓国製の工作機械で作られている」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.10.21 17:03
今月16日から4日間、京畿道一山(キョンギド・イルサン)のキンテックス(KINTEX)で開かれた「2013韓国産業大展」には観覧客13万人が訪れた。韓国機械産業振興会は韓国内外から約1800社が参加した今回の展示会を通じ、50億2000万ドル相当の成果をあげたと明らかにした。展示場では韓国工作機械メーカーであるファチョン機械が披露した大型装備が注目を集めた。パソコン数値制御(CNC)旋盤「MEGAII260」だ。長さ約20メートル、重さ110トンにも及ぶ。図体が大きいだけに、価格も12億ウォン(約1億1100万円)に達する。ファチョン機械のチョ・ギュスン社長(68)は「慶尚南道昌原(キョンサンナムド・チャンウォン)工場から展示場まで機械を移動させるために18人が11日間も苦労した」と紹介した。
MEGAIIは石油掘削孔や風力発電のメーン・シャフト (主動力軸)、船舶のクランクシャフト(エンジン軸)など、原形金属軸を作る超精密機械だ。今まではドイツ・イタリア企業がこの市場を掌握してきた。ファチョンは2010年から固有ブランド「MEGA」を通じて国産化に成功し、約10台の製品群を売り出している。今回はアップグレードした商品を披露したのだ。チョ社長は「精度と設計・製造能力はライバル会社と対等だが、価格は40%ほど安い」とし、「これが米国・ロシアはもちろん、宗主国のドイツからも注文を受けている秘訣」と自慢した。