エルシティのイ・グァンヨン専門委員は「ＣＳＣＥＣ側が海雲台の現場を視察した後、積極的な態度を見せ、速やかに進んだ」と話した。分譲は施行者のエルシティが上海投資企業とともに責任を持つ。分譲代金はエルシティとＣＳＣＥＣが配分する。共同住宅は韓国人に、レジデンスホテルは中国の富裕層に集中分譲する戦略だ。エルシティが順調に進行すれば、停滞している付近の東釜山観光団地事業にも弾みがつくと期待している。

韓国建設業界の反応は分かれる。大韓建設協会のパク・サンギュ副会長は「超高層建築分野で世界トップ水準の技術力を持つにもかかわらず、国内の工事を譲るのは残念だ」と述べた。

一方、大手建設会社の関係者は「この事業は投資金を出して施工権を持っていく形であり（超高層ビル建築に対する）営業・技術力は重要でなかった」とし「国内市場を一度海外建設企業に渡したからといって、国内建設会社が海外の受注で劣勢になることはないだろう」と話した。

これに関し釜山参与連帯など市民団体は「民間事業者に不動産開発利益を作って与える事業。開発による砂浜流失や交通混雑について対策を準備する必要がある」と話した。


海雲台を象徴する１０１階建てビル、中国企業が建設へ（１）