朴元大統領の「肖像画外交」 …最初の贈り物はブルネイ国王に
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.10.10 10:08
朴槿恵(パク・クネ)韓国大統領と9日に首脳会談を行ったブルネイのボルキア国王は220億ドル(約23兆6000億ウォン、フォーブス推定)の財産を持つ世界的な富豪だ。1946年生まれのボルキア国王は21歳だった1967年にブルネイのスルターン(Sultan=イスラム国家の政治指導者)となり、翌年の戴冠式で正式に国王となった。東南アジア唯一のイスラム王国であるブルネイを46年間統治してきた。
ボルキア国王は韓国とも格別の縁を結んだ。1984年4月に韓国を訪問し、全斗煥(チョン・ドゥファン)元大統領と首脳会談をして以来、朴槿恵大統領まで計7人の韓国大統領に会っている。北朝鮮と外交を通じた体制競争を繰り広げていた1980年代、ボルキア国王の訪韓に政府は特別な意味を付与した。当時の外交当局関係者は「東南アジア地域での対北朝鮮外交優位をよりいっそう固める契機になった」と評価した。ボルキア国王の訪韓を記念する特別切手も登場した。