【社説】無責任長官、無気力政権=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.09.30 13:32
陳永(チン・ヨン)保健福祉部長官の辞任問題で現政権の人事乱脈の様相が再び現われている。問題の核心は長官の無責任な行動だが、これを断固かつスムーズに処理できない政権の無気力も深刻な状況だ。6カ月間に政権とあつれきを生じさせ退いた人だけですでに梁建(ヤン・ゴン)、蔡東旭(チェ・ドンウク)、陳永の3人だ。朴槿恵(パク・クネ)大統領は陳長官を早く解任し空席に対する後続人事を断行して体制を整備しなければならない。
長官は官庁の責任者であると同時に閣議を構成する閣僚だ。福祉政策の重要性で保健福祉部は核心官庁だ。陳長官がそうした官庁を引き受けたのは政権内の彼の地位と関係なくはない。彼は朴槿恵代表の秘書室長、朴槿恵候補選挙対策委員会の国民幸福推進委副委員長、大統領職引き継ぎ委員会の副委員長を務めた。大統領の哲学と国政運営方式を最もよく理解でき、また理解しなければならない側近だ。そのような人なら長官・閣僚としてより一層重い責任感で行動しなければならないだろう。