【社説】浮石寺の仏像返還、理性的に対処せねば=韓国
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2013.09.29 13:24
日本から密搬入された浮石寺(プソクサ)の仏像に関連した劉震竜(ユ・ジンリョン)文化体育観光部長官の発言が議論を起こしている。27日に日本の下村博文文部科学相と会った劉長官が「浮石寺の観世音菩薩坐像を日本に返還する」と明らかにしたというのが日本のメディアが伝える内容だ。このような報道に怨み声があふれた。「文化体育観光部長官が倭寇に略奪された文化財をどうして返すというのか」という批判論が優勢だ。波紋が大きくなると劉長官は28日に発言の真意が歪曲されたと釈明した。「合理的で理性的に国際規約を順守しなければならないという点を再確認したもの」という説明だった。
問題の仏像は1330年ごろに作られ浮石寺に安置され、対馬の観音寺に移されていたものだった。流出経路ははっきりしないが、1370年ごろこの地域に出没した倭寇が強奪して行ったものと推定される。この仏像を昨年10月に韓国人窃盗犯が盗み出した後、韓国に搬入して発覚した。