青瓦台が検事総長の婚外子を確認、法務部が捜査ちらつかせ圧迫=韓国(1)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2013.09.15 12:36
青瓦台(チョンワデ、大統領府)と法務部は、蔡東旭(チェ・ドンウク)検事総長の婚外子疑について、「情況上事実」と判断した後、黄教安(ファン・ギョアン)法務部長官名義で蔡総長に対する監察を指示したことが確認された。また、蔡総長が法務部の監察発表から1時間後に電撃辞任を決めた重要な背景のひとつに、「法務部の監察が(検察)捜査につながるかもしれない」という圧迫があったと分析されている。
青瓦台と法務部・検察関係者らの話を総合すると、青瓦台側は9日に朝鮮日報の疑惑報道と関連して蔡総長が「検察を揺さぶろうとする勢力があるようだ」と話したことに対し、不快感を覚えたという。メディア報道でふくらんだ婚外子が実在するかどうかが事態の核心であるのに、あたかも国家情報院と青瓦台が組織的に介入したように解釈されかねない発言をしたという見方のためだ。与党関係者は、「蔡総長のこうした発言は、結局野党の反発など政治的議論を触発し、検察組織全体をパニック状態に陥れる結果を招いた」と話した。