【コラム】国際金融市場の前で謙虚であるべき理由=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.09.09 15:21
米国のリーマンショックからもう5年だ。当時なぜ、どれほどのリスクがあり、どんな収拾案が動員されたかを思い出すのにそれほど大きな意味はなさそうだ。その間、多くの経済学者と分析機関が細かく整理した資料が多い。重要なのは今だ。少し異見があるかもしれないが、世界経済状況に対する認識は次にのように要約できる。米国は緩やかな回復傾向を維持し、欧州は最悪の状態から抜け出す兆しが表れている。日本はアベノミクスに対する期待と懸念があり、中国経済は鈍化する雰囲気だ。
国際金融市場に潜在するリスク要因についても、ここから大きく外れない。米国の量的緩和が終わるというが、米国の経済や金融市場はそれでも問題がないのだろうか。欧州財政危機は終わったのか。アベノミクスはギャンブルだというが、成功するのだろうか。中国経済がハードランディング(硬着陸)すれば、世界経済と韓国経済に大きな影響を及ぼさないだろうか。