韓国の若年層「草食男子・肉食女子」が増加…日本と同じ経過?
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.08.22 10:38
銀行員8年目のキム・サンギョンさん(36、仮名)が最後に合コンをしたのは5年ほど前のことだ。彼は「恋愛らしい恋愛をしてから10年は経つと思う」と話した。キムさんは「この頃の主な関心事といえば平日は美味しい店、週末は(趣味の)リモコン操縦自動車」と付け加えた。大企業に勤めるイ・チャンギュ代理(31、仮名)もやはり結婚を考えてみたことがない。大学入学後から一人暮らしが12年目になるという彼は「仕事に疲れながら生活するうちに、ペットの犬『カミ』と暮らすことに慣れた」と短く答えた。イ代理は「一人で暮らすのを変に見る周りの視線が負担になるが、無理に家庭をつくるほど不便でもない」と話した。
いわゆる恋愛に消極的で、温厚・受動的な性格の「草食男子」は韓国のドラマにでも出てくるような「異端キャラクター」ではない。現代(ヒョンデ)経済研究院が全国の成人男女1015人に質問調査して21日に出した報告書によれば、未婚男性の半分近く(43.1%)が「草食男子の性向がある」と答えた。草食男子の割合が70%を超えたという日本よりは低い水準だ。だが日本で草食男子が1980年代に登場したことを勘案すれば、さらに速い速度で広がることになる。これとは対照的に女性たちは、恋愛や社会交流に積極的な「肉食女子」に成長している。研究院によれば韓国の未婚女性10人中3人以上(33.8%)が「肉食女子の性向」と答えた。日本(37.7%)と大きな差はない。日本が「失われた20年」を経ながら草食男子・肉食女子が本格的に登場した前車の轍(てつ)を、韓国がそのまま踏みつつあるということだ。