韓国の造船業、「不況の海」から脱出の兆し
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.08.07 10:43
現代(ヒョンデ)尾浦(ミポ)造船の役職員はこの頃、笑みが絶えない。年末はまだまだだったが、すでに年間受注目標値の80%を達成したためだ。この会社は今年に入ってから76隻、金額で25億5000万ドル分を受注して年間目標値の32億ドルに急速に近づいた。年末に1隻あたり3100万ドルだった石油化学製品運搬船(PC船)の価格が、最近3500万ドルに跳ね上がったという点も鼓舞的な便りになった。
長期不況で苦戦していた造船業界では、徐々に春の気配が漂い始めている。受注実績が確実に好転している上に船舶価格も着実に上がっているのだ。6日、朝鮮・海運調査機関のクラークソンリサーチの最新資料によれば、韓国内の造船業界は今年上半期に187隻の船舶を受注した。これは昨年上半期の119隻に比べ50%以上増加した数値だ。DWT(載貨重量トン数)基準での受注量も同じ期間の777万トンから1694万トンに2倍以上増加し、CGT(標準貨物船換算トン数)基準でも373万トンから623万トンに急増した。