韓国統一部長官、開城工業団地会談の開始を最後通告
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.07.29 08:19
韓国の柳吉在(リュ・ギルジェ)統一部長官は28日、対北朝鮮の声明を出して開城(ケソン)工業団地の正常化問題を議論するための会談再開を促した。柳長官はソウル世宗路(セジョンノ)の政府ソウル庁舎で内外信向け記者会見を通じて「北朝鮮には今でも(開城工業団地稼動中断)再発防止についての明確な回答を望む」として「そうでなければ政府は韓国企業のより大きな精神的・物質的被害を防ぐため、やむをえず重大な決断を下さざるをえない」と明らかにした。彼は「このための最後の議論をする会談を提案する」と話した。
柳長官の声明は、開城工業団地問題に関する韓国政府の事実上の対北朝鮮の最後通告と解説されている。会談を提案すると同時に最後の機会だという点を強調して、北朝鮮が拒否する場合“重大決断”が下ると予告したためだ。統一部当局者は声明発表直後「25日に決裂した開城工業団地第6次実務会談の後続会談を早く持とうとの趣旨で声明を発表したもの」としながら「長官名義で出したのは、提案の重みを示す意」と説明した。柳長官は、北朝鮮の金養建(キム・ヤンゴン)労働党統一戦線部長が北朝鮮労働5万3000人余りの一方的撤収を発表して3日目の4月8日に出された長官声明を通じて「対話の場に出てくるように」と促したことがある。