漢族が経済掌握、ウイグル族の剥奪感は暴動の火種(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.07.04 13:21
「中国大陸の火薬庫」新疆ウイグル自治区の緊張が再び高まっている。先月26日明け方に新疆のトルファン地区でウイグル人のデモ隊が官公庁を襲撃する流血衝突が起き35人が死亡した。騒乱は2日後にホータン市に広まった。中国当局は武装警察に発砲命令を下すなど強硬鎮圧に乗り出し、騒乱の主導者18人を射殺したと伝えられた。主要都市ではモスクが閉鎖され24時間重武装パトロールが実施されるなど事実上の戒厳状態だ。
習近平中国国家主席は朴槿恵(パク・クネ)大統領を国賓として迎えていた先月28日夜、党政治局常務委員会の全員会議を緊急招集した。習主席は今回の事態を「三股勢力」、すなわち国際テロリズムと民族分裂主義、宗教的極端主義勢力によるテロと規定し、権力序列4位の兪正声全国政治協商会議委員長と孟建柱中央政法委員会書記、郭声コン公安部長などをウルムチに急派した。孟書記は29日午後にウルムチ都心で1万人余りの武装警察部隊を動員し反テロ決起大会を開いて武力示威を行った。